【 ビデオカードのファンレス化 】
(PC静音 作戦.・其の三)
(価格は平成16年3月のものです。)
CPUクーラーも低速ファンになり、PCもだいぶ大人しくなったようです。
でも静かになった分、なんだか耳障りな音が目立って聞こえてきます。
犯人はビデオカードです。
ビデオカードのファンは小型で高回転の為、かなりのノイズ音を発生させます。
おまけにキャプチャーボード「GV-M2TV/PCI」にもファンが付いています。2枚同時ではかなりの音です。
近頃では、ファンレスキットやファンレス版の製品も発売されております。
しかしながら、グラフィックチップのヒートシンクにおいては、CPU程の選択の幅はありません。
やはりファンレスとするならば、大型のヒートシンクに交換するのが必須条件となります。
今回はキャプチャーボードもファンレスにする為、共に使用可能なヒートシンクを探しました。
【ZM-NB32J】(ZALMAN)
981円 (カスタム)
チップセット用アルミ製ヒートシンク
サイズ:37x37x32mm
シリコングリス、接着グリス付属。
実はこの製品はノースブリッジ用のヒートシンクなんです。
これだけの大きさがあれば放熱効果も期待できそうです。
ファンレスキットよりもずいぶん安く済みます。
それに2液混合型の接着グリスも付属しています。
もしもの時はこれでくっつけちゃいましょう。
981円でこれはお買い得かも。
「ZM-NB32J」の最大の特徴は、取り付け位置の変更ができることです。
おかげで、いろんなボードにも対応できます。
これを選んだ最大の理由はここにあります。
ビデオカードもキャプチャーボードも取り付ける穴の位置が同じではないのです。
写真は「ZM-NB32J」の裏面です。こちらはビデオカードの取り付け位置に合わせたものです。付属の金具は自由にスライドして位置を変更することが出来ます。(ネジ留め)
キャプチャーボード「GV-M2TV/PCI」の位置はこうなります。
両者を比べるとずいぶんと違います。
この位置の違いが最大の問題であり、ヒートシンク選びにずいぶん苦労しました。
「ZM-NB32J」が、もっとも使用目的に応じたものでした。
では、そろそろ作業に取り掛かりましょう。
ビデオカードを取り外します。
Sapphire製の「RADEON9600 XT」です。
問題のファンを取り外します。(ピンで固定されています。)
ビデオチップ拡大の図。
古いグリスを拭き取ります。
あらっ、なんか「Athlon」みたい。(がはっ)
コアにシリコングリスを塗って装着します。
それから付属のバネ付きのピンで固定します。
ガタつくようだったら接着グリスを使おうと思ってましたけど、しっかりと固定できています。
はい、完成。
すごい存在感。こりゃ冷えそう。
次のページに続く..。