PC Room
PC改造計画.26
P-1


CPUクーラー交換

(PC静音 作戦.・其の二)


(価格は平成16年2月のものです。)


ハイスペックマシンになるほど発熱量も多くなりますよね。それゆえファンの音がうるさくなるのも仕方のないことなんですけどね。(いずれは水冷が当たり前になるかも。)
さてさて、ここ最近の静音ブームに乗っかり、私も「PCの静音化」を進めたいと思います。
次はCPUクーラーでございます。

発熱量の多いCPUは、ヒートシンクという放熱部に熱伝導された後、ファンによって冷却されています。
今回はこのヒートシンクの性能(放熱効果)を向上いたします。その結果、ファンの低速化(=消音化)を図ります。


【SP94】(Thermlright)
5,680円 (custom)

サイズ:長67x幅81mm(ヒートシンクベース銅部分)
長99x幅59x全高45mm(ヒートシンク最大部)
対応CPU:intel P4 ソケット478
対応FAN:8cmもしくは9cm ケース用FAN(Fanは別売り)
重量:590g(ヒートシンクのみ)
グリス付属

別角度の写真は こちら


オーバークロッカーにも絶大な支持を受けている「SP94」。
全銅+ヒートパイプ採用という贅沢な造りで、定格で使用するなら静音の低速FANでも十分です。
オーバークロック用だけでなく、静音用ヒートシンクとしても利用できます。
本体にはFAN固定用の溝が設けられており、8cm用、9cm用と好みのものを選ぶことができます。
外観も大変美しく仕上がっております。銅の深い輝きと重量感。そしてフィンとヒートパイプが創りだす造形美がまた素晴らしい。
このままデスクに飾っておきたいくらいです。(本当にしばらく眺めてました。ふふっ)



今回はちょっと大掛かり。
まずはケースからマザーボードを取り外します。

きゃ〜っ、PCバラバラ状態です。
(もと通りになるかちょっと心配。)










そしてCPUクーラーとリテンション・メカニズムを取り外さなければなりません。
ヒートシンクを固定しているクリップフレームのツメが予想以上に手強くて取り外すのに大変苦労しました。
クーラーを外す時にCPUも一緒に抜けそうな気がしてちょっと怖いです。

通常、リテンション・メカニズムはプッシュピンで固定されている様ですが、その取り外しには手間がかかると聞いておりました。でも私のはネジで固定されていたので簡単に済みました。(印部分)






CPUの表面には古いシリコングリスが付着しています。
ビデオデッキ用のクリーナー液(イソプロピルアルコール)を使うときれいに拭き取れます。













取り外した純正のCPUクーラーです。
フィンはアルミで底面部は銅でできていました。












付属のバックプレートに付け替えます。
マザーボードの反り返りを防ぎます。
左がナリジナル。右がSP94専用。

素材は金属ですが、中心部の接触部分には厚めのゴムが貼り合わせてあります。









では、ヒートシンクを装着します。
しかし、このままではCPUとの接触部にはミクロの隙間が発生し、うまく熱が伝わりません。この為、熱伝導率が高いシリコングリスを使用します。
シリコングリスは付属されておりました。

接触部にゴミ等の異物が付着すると伝導率が低下します。ホコリなどに気をつけながら行います。ヒートシンク底部には保護シールが貼ってありました。







「シリコングリスはできる限り薄く。」..ってのがお約束ですが、あんまり薄すぎると密着していなかったりするみたいです。私はちょっと厚めに塗っておいて、ヒートシンクの圧力で「ギュッ」っと押し出しちゃいます。

本体はスプリング付のネジで固定します。
でも、ちょっとヒートパイプがジャマなんですよね。

合計12枚のワッシャーが付属されていますが、樹脂製の大小8枚を使用しました。(バックプレートに4枚)金属製の4枚は使用しなくてもいいみたいです。

はい、装着完了です。う〜ん、すばらしい。



おっと、まだ終わってませんでした。
ファンを装着しないとね。
使用したのは「GLOBE FAN 92mm静音ファン(2,000rpm 25.9db)」です。
ネジではなく付属の金具で固定します。

やっぱ、ファンは大型で低速にしないとね。(デカイなぁ〜)
ありゃ、ヒートシンクが見えなくなっちゃったのね。せっかくカッコよかったのにねぇ。

(;¬_¬) じ〜っ、ファンレスでもいけそうな..。





次のページに続く..。