【発酵式CO2(冬季仕様)】
「発酵式CO2」は、イースト菌が発酵の際に発生させるCO2を利用しています。 ※「飼育日記 P-21」(発酵式CO2添加)参照
発酵は温度に大きく影響を受けますので、気温が下がる冬場はCO2の発生量は著しく低下してしまいます。
このままでは、このシステムは寒い時期は「使用不可」ということになってしまいます。
う〜っ、それでは困ってしまいます。
ふむふむ。つまりはこのペットボトルを温めてあげればいいのですね。
そうすれば、寒い冬でも安定してCO2を発生することができる訳です。
・・ってことで、水槽用のヒーターで温めちゃいます。
使っていないニッソーの「ミニオート60」がありました。
小さくてちょうどいい具合です。
もちろん直接温める訳にはいきませんので、水の入った別の容器にヒーターを入れ、その水を温めます。そこにイースト菌のペットボトルを入れることにします。
その容器を探すのにずいぶん苦労いたしました。(いろいろと条件が..)
・2リットルのペットボトルが入る大きさ。
・その大きさを確保しつつもできる限り内容量は少なめに。(省エネ、省スペース)
・フタ付きである。(水漏れ防止)
・透明である。(発酵の確認)
・加工しやすい素材。
・安価である。
探し回った結果、この「果実酒」の容器が一番理想的でした。
(容量8.4リットル、PET樹脂)
ほぼ、すべての条件を満たします。
2リットルのペットボトルを中に入れるとこんな感じです。
ペットボトルには空気も入っていますので浮いてしまいます。
浮き上がりを固定する為にフタの中央部に穴を開け、そこからペツトボトルの頭を出します。フタの穴をキャップより一回り大きくすれば、程よくペットボトルを固定できます。
ヒーターの電源コードもここから出します。
これでセット完了です。
思った程の場所もとらず、なかなかコンパクトな仕上がりです。
でも、・・もともと「発酵式CO2」装置は、知らない人が見ると怪しげな装置なのに、これで益々怪しげになったのね。なんか変な実験装置みたいです。(がはっ)
安全の為にヒーターカバーを付けています。うまい具合に温度計も設置できました。
容器が透明なので発酵の様子も確認することができます。
使用したヒーターは「自動温度調節器付き」の26度固定です。
温度調節はできませんが、26度はちょうど発酵に適した温度だと思います。
これで寒い冬場も安心です。
24時間、ずっと安定してCO2を供給できます。
でも、やっぱり夜間は不要なのでエアーレーションにかき消されますけどね。(ありゃ)